1983年7月15日。
日本にテレビゲーム文化が根付いた“はじまりの日”です。
この日は、任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」が発売された日。
いまや伝説となった赤と白のあの本体は、ゲームを「家で遊ぶもの」にした歴史的なハードでした。
🎮 あのとき、家にファミコンがやってきた
初めてファミコンをテレビに繋いだ日、
『ドンキーコング』のあの音が部屋に流れた瞬間のワクワク感。
「こんなすごいものが、うちで遊べるなんて!」
そんな驚きと興奮を、今もはっきりと覚えている人も多いのでは?
🧱『マリオ』や『ドラクエ』の原点がここに
ファミコンからは、今も続く人気シリーズが次々と誕生しました。
『スーパーマリオブラザーズ』(1985年)
『ドラゴンクエスト』(1986年)
『ファイナルファンタジー』(1987年)
カセットを差し替えて、別の冒険に出かける――
そんな体験自体が、子どもたちにとって“魔法”のような遊びでした。
🔁 リセットボタン、押しすぎて怒られた日
ファミコンの中央には“あの”リセットボタン。
ゲームで失敗したとき、すぐ押しちゃって友だちに怒られたなんて記憶、ありませんか?
猫が踏んでセーブが消えたり、IIコンのマイクに向かって「ハドソン!」と叫んだり。
今思えばどれも、時代ならではの思い出でした。
📼 カセットの貸し借りも、あの時代の風物詩
「今日はマリオ貸して」「じゃあオレのドラクエ貸すね」
セーブデータに「たけし」とか「ゆうこ」とか、友だちの名前が残ってたりして、
ゲームはひとりで遊ぶものじゃなくて、誰かとつながる遊びだったんですよね。
🛠️ 革命的だった“あの形”と“あの色”
赤と白のあの本体。
十字キーとA・Bボタンを備えた横長コントローラーは、まさにゲームコントローラーの原点。
しかもIIコンにはマイク付き! 『たけしの挑戦状』で歌ったり、
『ゼルダの伝説』でモンスターを声で倒したり。今では考えられないギミックも。
📺 そしてクラシックミニで再びあの頃へ
2016年に発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」は、
あの頃の記憶をそのまま小さく詰め込んだ懐かしのアイテム。
今もレトロゲーム人気が続いているのは、あの思い出が色あせない証拠かもしれません。