Affinity Designerを初心者向けに解説!無料でできること・基本操作まとめ

2025/11/20

2025年10月、Canvaに統合された「Affinity Designer」がついに無料で使えるようになり、デザイン初心者〜経験者まで幅広いユーザーに注目されています。

この記事では、

・Affinity Designerとはどんなソフト?

・何ができるの?

・無料で使える範囲は?

・基本の操作方法(初心者向け)

・使いこなすポイント

などを、やさしくまとめて紹介します。
これからAffinity Designerを始めたい人は、ぜひ参考にしてください。


Affinity Designerとは?

Affinity Designer(アフィニティ デザイナー)は、ベクター編集を中心としたプロ向けデザインソフトです。拡大しても粗くならないロゴやアイコン制作に向いており、Illustratorのような本格編集が無料で使えるのが大きな特徴です。

もともとAffinityシリーズは

・Designer(ベクター編集)

・Photo(画像補正)

・Publisher(レイアウト)

の3種類に分かれていましたが、2025年にCanvaへ完全統合され、
「Affinity by Canva」内で切り替えて使用できるようになりました。

Canvaアカウントがあれば無料で利用可能です。


CanvaとAffinity Designerの違い

両方使えるようになって「どっちを使えばいいの?」と思う人も多いはず。
目的で使い分けるのが一番わかりやすいです。

ツール 得意な作業
Canva SNS投稿・チラシ・資料・テンプレを活用した素早いデザイン
Affinity Designer ロゴ・細かいイラスト・UIパーツなどの緻密な制作

Canvaは手軽、Affinityは細部までこだわりたい時に強い、という違いです。


Adobe製品との違い

Affinity Designerは無料化したことで、Illustratorと比較されることが増えました。

比較項目 Affinity by Canva Adobe Creative Cloud
価格 無料(一部AI機能は有料) 9,000円前後/月
連携 3製品が1つに統合 ツールが分かれている(Illustrator/Photoshopなど)
難易度 初心者〜中級向け 中級〜プロ向け
向いている作業 ロゴ・アイコン・小規模デザイン 印刷会社の入稿・大規模制作

業務でAdobe指定がない限り、Affinity Designerだけでも十分プロクオリティを作れます。


無料でできる範囲

Affinity Designerは基本的な編集機能はすべて無料で使えます。

無料で使える主な機能

・ベクター編集(ペンツール、ノード編集)

・画像補正(明るさ・色調整)

・シェイプビルダー

・マスク・レイヤー編集

・テキスト編集(書体変更・アウトラインなど)

・画像トレース

・非破壊編集(いつでも戻せる)

有料(Canva Pro)で解放される機能

・AI画像生成

・生成塗りつぶし・除去

・1.4億点のプレミアム素材

・ワンクリック背景削除

通常のロゴ制作やアイコン作りなら無料範囲で十分です。


Affinity Designerでできること

①精密なベクター編集ができる

ノード(点)を調整して、曲線や角度を細かく作り込めます。
UIデザインやロゴ作り、アイコン制作に強いです。

②複雑な図形も簡単に作れる

シェイプビルダーを使えば、図形の合成・切り抜きも直感的に操作可能。

③ブラシ・テクスチャで表現の幅が広がる

線に質感を出したり、手描き風イラストにも対応できます。

④画像をベクター化できる

画像トレース機能で、写真や手描きイラストを線データに変換できます。

⑤Canvaと直接連携できる

作った素材をワンクリックでCanvaに送れるため、SNS画像やチラシにそのまま使えます。


Affinity Designerの基本操作(初心者向け)

ここでは「円と文字を使ったシンプルなデザイン」を例に基本操作を紹介します。

1. 新規ファイルを作成

Affinity Designerを開き、好きなサイズを選びます。(A3やA4など)

2. 図形を作る

・左のツールから「円」を選ぶ

・キャンバス上でドラッグして描く

・右側パネルで色を変更

3. 図形を複製して重ねる

コピー & ペースト または Altドラッグで複製
色を変えるとデザイン性がアップします。

4. テキストを追加

・“A”マークのテキストツールを選択

・キャンバスをクリックし文字を入力

・上部のメニューでフォントや文字サイズを変更

5. Canvaへ書き出し

・「ファイル」→「エクスポート」

・保存先に**「Canva」**を選択

・Canva側に自動アップロードされるので、そのままデザインに使用できます


Affinity Designerを上手に使うコツ

①光と影を入れると立体的になる

ハイライトやシャドウを加えると一気にプロっぽく見えます。

②アウトライン(縁)を活用する

線のあり・なしで印象が大きく変わります。

③配色は「3色以内」にまとめる

色が多すぎると初心者はまとまりづらくなります。

④図形はなるべく「揃える」

スナップ機能をオンにして配置すると綺麗なレイアウトになります。

⑤迷ったらテンプレの構図を真似る

Canvaの構図(余白の取り方)を参考にすると安定します。


よくある質問

Q. アップデートも無料?

→ はい、無料で更新できます。

Q. iPad版はある?

→ 現在開発中。2025年時点ではPC版のみ。

Q. 書き出し形式は?

→ PDF、SVG、PNG、JPEG、TIFF、WebPなど主要形式すべて対応。

Q. Illustratorの代わりになる?

→ ロゴ制作やアイコン作りなら十分代用可能。
 印刷会社との細かい仕様が必要な場合はIllustratorが必要になることも。


まとめ

Affinity Designerは

・無料で使える

・プロ仕様の編集ができる

・Canvaと連携できる

非常に強力なデザインツールです。

初心者でも触っていくうちに直感的に操作できるようになるので、ロゴ作りやSNS素材の自作をしたい人に特におすすめです。

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