【注意喚起】Discordで広がる「偽招待リンク」と「偽認証」手口にご用心!

2025/06/25

その「Verifyボタン」、本当に押して大丈夫?

ゲーマーやクリエイターにとって、今や当たり前のコミュニケーションツールとなった Discord(ディスコード)。でも今、そんな便利な場所にひっそりと忍び寄る「偽リンク」のワナが広がっているのを知っていますか?

海外のセキュリティ調査機関 Check Point Research の報告によれば、Discordの一時招待リンクを悪用したマルウェア感染のケースが確認されたとのこと。


■ どんな手口?「偽招待」+「偽認証」でマルウェア感染

問題となっているのは、期限切れになった本物の招待リンクを模倣して、まるで同じURLのように見せかけた偽のリンクにユーザーを誘導するというもの。

招待リンクから入ると、サーバーには「#verify」というチャンネルが1つだけ。中には「認証が必要です」といった見慣れたメッセージと、押したくなる「Verify(認証)」ボタンが……。

でも!
このボタン、押した瞬間にクリップボードへ悪意のあるPowerShellコードがコピーされ、続く手順に従って実行してしまうと、マルウェアに感染してしまうのです。


■ 具体的な流れはこんな感じ

1.Discordサーバーに「偽リンク」で入る

2.「#verify」チャンネルに誘導される

3.ボタンを押すとPowerShellコードがコピーされる

4.「Windowsキー+R」でコードを実行させようと誘導

5.実行してしまうとマルウェアがPCにインストールされる

このマルウェア、情報の窃取を目的としており、一度感染すると駆除が非常に困難とされています。現時点では、多くのウイルス対策ソフトでも検出が難しいとのこと。


■ 実際に狙われたコミュニティも…

報道によると、この手口は『The Sims 4』の非公式コミュニティなど、一部の人気ゲーム系サーバーでも確認されており、今後も被害拡大が懸念されています


■ 対策:とにかく“その場で実行しない”が鉄則!

・見知らぬ招待リンクには注意(とくに非公開サーバー)

・「Verify」ボタン=即実行ではない!慎重に

・「Windowsキー+R」を求められたら99%アウト

・ちょっとでも怪しいと思ったら、一旦ググろう


■ まとめ:便利なツールも、使う人次第で凶器に

Discordのようなオープンな場だからこそ、情報リテラシーが問われる時代。
「本当に信頼できるサーバーか?」
「その認証、本当に必要?」

この2つの視点を持って、日々のネット活動を安心・安全に楽しんでいきましょう!

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