人気のレトロゲーム機やエミュレーター系携帯ゲーム機。
ですが、これらを紹介していたイタリアのYouTuber「Once Were Nerd」氏が、なんと財務警察による家宅捜索を受け、刑事告訴されたことが話題になっています。
🔍 問題になったのは何?
このYouTuberが紹介していたのは、Anbernic、Powkiddy、Trimuiといった中国メーカー製の携帯ゲーム機(Android搭載)。
これらの製品は、非公式エミュレーターを搭載し、ROM(海賊版ソフト)を含んだ状態で販売されることがあり、著作権侵害に関与しているとみなされたようです。
🕵️ 家宅捜索の内容
・30台以上の携帯ゲーム機を押収
・メーカーとのやり取りデータも押収
・仕事用スマホやSNSアカウントまで対象に
本人は「金銭も受け取っていないし、あくまで製品レビューだった」と説明していますが、警察側は著作権法違反の宣伝行為と判断した可能性が高いです。
⚖️ どんな罪になる?
イタリア著作権法171条の3に基づき、
最大3年の禁錮および約267万円の罰金が科されるおそれがあります。
🌍 世界的に厳しくなる“海賊版”の取り締まり
この件は単なる一件のYouTuberの話では終わりません。
最近ではFBIが海賊版配信サイトを国際捜査で摘発するなど、世界的に違法ソフトの取り締まりが強化されています。
とくに「ROM入り中華エミュ機」は、グレーどころか真っ黒なリスクをはらんでおり、紹介や購入も慎重になる必要があるでしょう。
✅ まとめ
・エミュ機レビューで家宅捜索&刑事告訴
・ROM付き中華ゲーム機は紹介だけでもアウトの可能性
・海外でも著作権関連の取り締まりが激化中
レトロゲームを合法的に楽しむためには、正規のソフトとエミュレーターの使用がこれまで以上に大切な時代になりつつあります。